2 さい害にそなえる

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こう水(ずい)や地震(じしん)などのさい害は突然(とつぜん)やってきます。そんな時,水道はどうなるのでしょう。


〇 水戸市とさい害

 水戸市では,か去(こ)にこう水や,地震などのさい害がおきています。

 とくに,平成23年3月11日におきた東日本(ひがしにほん)大震災(だいしんさい)では,水戸市の水道も大きなに害にあいました。一部の水道のしせつがこわれたり,水道管(かん)が折(お)れたりして,水が出なくなりました。



東日本大震災によるひ害のようす(水戸市内)


〇 さい害がおこったら

 さい害がおきたとき,たくわえられた水をくばる場所を「給水(きゅうすい)きょ点」(地図上①~⑪)といいます。この給水きょ点にあるちょ水そうやはい水池は震度(しんど)7くらいの地震にもたえられる仕組みになっていて,水道が使えなくなったときでも,ここで水をくばることができます。わたしたちの近くにある「給水きょ点」を知っておきましょう。


おりたたみ式応(おう)急給水器(き)具

 そのほか,水戸市内の市民センターでもかせつ給水所としてトラックなどで運ぱんしてきた飲料水がくばれるように整びされています。

 地図の⑪~⑰は「給水(きゅうすい)基地(きち)」といい,給水基地から市内へ給水車による給水活動を行います。


給水きょ点には,水を入れる容器(ようき)をお持ちの上,気を付けておこしください。


 また,みなさんの通う小学校や中学校にも,いざというときに受水(じゅすい)そうという水をたくわえているタンクから水を利用できるように整びしました。


〇 さい害に強い水道をつくる

 水戸市では,とつぜんのさい害が起こったときでも,生活に欠かせない水をとどけることができるようにいろいろなじゅんびをしています。水をつくるしせつを,大きな地震でもたえられるようにほ強したり,水道管を,もっと地震に強い管にとりかえる工事をしています。

 これらの工事には,たくさんのお金と長い期間がかかりますので,計画を立てながらすすめています。