〇 第一期及び第二期拡張事業
昭和七年(1932年)の水道創設以来20年を経過し,この間の隣接村との合併,衛生施設の改善等による給水量の増加により,創設時の規模では対応できなくなりました。そのため,第一期拡張事業を計画,5か年継続事業で芦山浄水場の増設工事を進めました。
しかし,給水量が計画を上回る状態となったため,当初の計画を変更し,第二期拡張事業を9か年継続で芦山浄水場上流に取水塔の築造と高速沈でん・急速ろ過法による枝内浄水場を建設し,昭和35年(1960年)完成しました。
〇 第三期及び第四期拡張事業
その後,首都圏整備法に基づく都市開発区域の指定と,郊外の都市化に伴う給水区域の拡大による水需要に対処するため,昭和41年(1966年)から10か年継続事業で第三期拡張事業を計画,枝内取水場及び高速沈でん・急速ろ過法による開江浄水場を建設し,昭和51年(1976年)に事業が完了しました。
さらに,第四期拡張事業として昭和49年(1974年)から6か年継続事業で,開江浄水場の増設と配水管網の整備拡充を進めるとともに,千波町地内に貯水量10,000立方メートル,また田谷町に1,500立方メートルの配水池を築造し,昭和55年(1980年)完成しました。
〇 第五期拡張事業
産業・経済の発展,生活様式の近代化,下水道の整備等による水需要量の増加に対応するため,昭和55年から6か年継続事業により,水道専用の楮川ダムと楮川浄水場を建設し,昭和61年(1986年)完成しました。
さらに,芦山・枝内浄水場の浄水施設の老朽化と施設分散による維持管理費の増などにより,変更事業として,その代替施設を平成3年(1991年)から2か年継続事業で楮川浄水場に増設し,平成5年(1993年)完成しました。