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夏目漱石書簡
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明治42年(1909)
二月二十四日(水)
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[表]
明治四十二年 二月二十四日 水 午後十一時―十二時
本郷森川町一小吉館
小宮豊隆様
牛込区早稲田南町
七
夏目金之助
[裏]
俳諧趣味とか俳句に対する君の考とかは黙つてゐた方がいゝ。俳句を研究する人に任せべき事だ。夫より有益な大問題はいくらでもごろ/\してゐる。尤も特別の考あれば無異義。俳人何ぞ君の俳論ヲキクヲ要セン