九月七日(火)

n26_068     n26_068
画像の拡大
(画像は原文とテキストの並べ重ねができます)
目録データへ
[表]
明治四十二年 九月七日 火 午前十一時―午後一時
日本本郷森川町一番地小吉館内
 小宮豊隆様
  大連ヤマトホテル内
   夏目金之助
[波線]
君の風邪如何。小生の胃病
大分よし。只今大連のヤマト
ホテル着。隣の室で西洋人の
女がしきりにピヤノを弾じてゐ
る。     六日午後七時


[裏]
[写真]大連出雲大社紳士藝娼妓材木引之景(其二)