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夏目漱石書簡
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大正元年(1912)
十一月八日(金)
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[表]
大正元年 十一月八日 金 午後六時―七時
本郷森川町壱小吉館
小宮豊隆様
牛込早稲田南町七
夏目金之助
[裏]
長谷川時雨女史をどりの切符二枚注文致せし所小生への招待切符をも併せ送れり 一枚あまる事に相成候金は小生拂ひ候が御出如何
小生は午後四時頃(十日)松根を誘ふ筈、尤も松根の態度堅き約束ならぬ故はきとは分らず又雨天の節は小生弐円を拂つて行く事は御免蒙るつもり