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寺田寅彦書簡
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大正8年(1919)
八月二日(土)
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[表]
消印午後1時-2時
京橋区築地製版所
小宮豊隆様
本郷曙町十三
寺田寅彦
[裏]
御尋ねの問題は小生には分りかねます、」此間序(ついで)があつたから真鍋さんにからだを見て貰つてそれから引続いて便の検査をしてもらつて居ますが、潜出血の反応があるのださうです、それでいよ/\先生に私淑し衣鉢を伝へる事になります、五十迄だとまだ八年あるからそうあわてる事もないと思つて居ますがどうでしやう、」 便の検査で血が出なくなつたら又一日一所にめしを食いましやう
八月二日
寅