七月二十五日(水) [絵はがき]

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[表]
消印午後9時-10時
福岡県(?)京都(ミヤコ)郡犀川村
 小宮豊隆様
    七月二十五日夕
     京都に近〔づ〕きつゝ   城
かういふ時によせがきをして先生のとこへ出したらよいがもう出来ないなあといふて二人でたん息する、
そして君のとこへこれを出す


[裏]
相逢ふて話して見れば糸瓜(へちま)哉
偶然城君に逢ふて僕の気になつて居た問題の話をした 結果は三人出会ふた上で話しましよう   寅彦
寺田さんと偶然同車話をきゝました
先生の亡霊曰 〽枕は御手に入りやしたか  夢に見し金の枕ゆ明易き