天気の状態を表す用語のうち気候という語は、長年にわたる気象の平均の状態を指している。これは、短期間ではなく、十分に長い期間をとることで、その地域特有の気象の平均の状態を理解することができるので、他地域との比較をするときに便利である。
気候の地域差を生じる原因(気候因子)は、緯度・経度で示される地球上の位置、海陸分布、海抜高度、地形などに影響される。また、気候の特徴の説明には、気温・降水量・風向・風速・湿度・日照時間などの気候要素が使われる。なかでも気温と降水量は特に重要な気候要素である。
〔気候〕