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(3) 西九州内陸型気候区

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 有明海沿岸の筑後平野と筑豊盆地がこの気候区に属する。気温は日中高く、夜は冷え込みが大きい。風速は弱く、内陸性気候を示す。
 
 i 筑豊盆地気候区
 三郡山地と福智山地に囲まれた筑豊盆地で、福岡県においては昼と夜、夏と冬の気温の較差が最も大きい。夜間の風が特に弱く、放射冷却が大で、霧の発生が多い。霧は十~十二月が多く、夏季は少ない。
 
 ii 有明海気候区
 脊振山地、三郡山地、筑肥山地に囲まれ、有明海に面して広がる筑後平野の地域が属する。各季節とも最高気温が高く、最低気温が低い内陸型を示し、年降水量はほかの平野部より多く、特に夏季には多い。