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〔豊津の旧石器時代の遺跡〕

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 豊津町は、南部に複雑に入り組んだ幾つかの小丘陵が延びることから、旧石器時代には動物を狩猟したり、堅果・果実・根菜類などの植物性食物を採集したりするには適した地理的環境にあったと想像される。
 現在確認されている豊津町内の旧石器時代の遺跡には、徳永川ノ上遺跡・鋤先(すさぎ)遺跡と長養池(ちょうよういけ)遺跡とがあるが、数点の石器が出土しているのみで。具体的な遺構は検出されていない。