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徳永川ノ上遺跡

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当遺跡は、一般国道一〇号椎田バイパス建設に伴う発掘調査で確認された遺跡である。旧石器時代から中世にまで及ぶ複合遺跡である。地理的には、祓川中流右岸の河岸段丘上に位置し、標高は二四~三〇メートル程度である。
 旧石器時代に属する遺物としては、ナイフ形石器と細石刃がある。ナイフ形石器には安山岩製の優美な形態のものがあり、細石刃には黒曜石製のものがある。