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鋤先遺跡

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当遺跡は、徳永川ノ上遺跡の北方に連続する遺跡で、一〇号バイパス建設に伴って発掘調査された。祓川右岸の段丘直上に位置し、標高は二六~二九メートル程度である。
 旧石器時代の遺物としては、主に3区から姫島産黒曜石製の舟底形石核・フレイク、油質頁岩製の石核・フレイクなどが出土している(第3図1~4)。1は舟底形石核で、長さ七・六センチメートル、幅三・二センチメートル、厚さ一・四センチメートルである。4は長方形の平面形をなす石核で、長さ四・九センチメートル、幅三・九センチメートル、厚さ二・四センチメートルである。2・3はフレイクである。
 

第3図 鋤先遺跡・長養池遺跡出土旧石器
(1~4鋤先遺跡、5長養池遺跡)