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宇佐・中津地域の遺跡

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宇佐平野から山国川下流域にかけての地域では、現在のところ一〇か所程度と比較的多くの遺跡が知られている。中津市大坪遺跡からは現存長五・二センチメートル、幅約一・八センチメートルの安山岩製三稜尖頭器と長さ二・九センチメートル、幅約一・〇センチメートルのチャート製ナイフ形石器が出土している。また、宇佐市四日市遺跡からは細石刃核が発見されている。
 このほか、宇佐市御幡遺跡・野口遺跡・台ノ原遺跡・向山遺跡・小倉池(おぐらのいけ)遺跡・西和田貝塚、中津市才木遺跡などからナイフ形石器・剝片尖頭器・台形石器などが出土している(第5図)。
 

第5図 宇佐地域出土の旧石器