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〔クニの発生と展開〕

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 縄文時代には大きな集団が長期間にわたって定住した集落が、既に各地に営まれていたが、狩猟・採集を経済活動の中心としていたため、集落間や集落内での個々人のつながりは比較的緩やかであった。しかし、水稲耕作が始まると稲を栽培するために必要な水の管理などは、多数の人間による共同作業が必要となった。このため、弥生時代の社会は地域的なつながりが強い社会となった。