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丸山遺跡

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錦原丘陵が北方で東に分岐した支丘上で、長養池南部中央に張り出した標高約三三メートル前後の丘陵上の広い範囲に所在する。この一帯の町営住宅建設に伴う基礎工事などで表土が削られた際に住居跡群が観察された。削られた地山の断面に、長さ約五メートル、厚さ三〇~四〇センチメートルの黒褐色土層が断続的に露出し、そのなかに弥生土器片がみられた。この丘陵地は上部平坦面も比較的広く、両側には自然流水による湿地があることから、中規模の集落の存在が考えられる。