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荒谷池遺跡

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台ケ原北部にある荒谷池の西岸および池底に所在する遺跡であって、標高三九メートル前後の位置にある。池水がなくなると露出し、そのときには赤土のなかに遺物を包含する黒色土層が約三〇×二〇メートルの範囲にみられる。出土遺物は弥生土器片をはじめ黒曜石製の石鏃や石斧・石鍋片がある。
 この池の西岸に接する畑地からも石鏃が採集されており、池を臨む西側丘陵上に集落が広がると考えられる。