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遺跡の概要

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発掘調査区としてA・B・Cの各地区を設定した。A地区では、弥生時代の円形竪穴住居跡一棟・甕棺墓一基、古墳時代後期の方形竪穴住居跡一〇棟、古墳時代後期から中世にかけての掘立柱建物跡一四棟・溝二条などが確認され、全体としては古墳時代後期の集落跡が中心となる遺跡であった(第29図)。一方、B・C地区では古墳時代後期の竪穴住居跡が一棟発見されたものの、それ以外は中世の地下式横穴五基・土壙墓一基・土壙五基・井戸三基・溝六条などであった。

第29図 源左エ門屋敷遺跡A地区全体図