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焼成部

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燃焼部より床面の傾斜が緩やかになり、傾斜角度は25°を測る。窯体幅は一一〇センチメートルで、煙道付近で一二〇センチメートルを計る。床面は若干の凹凸がある。焼(置)台として、こぶし大の河原石や人頭大の扁平な河原石も利用している。窯の中央部の横断面を見ると、中央がくぼみ、壁は内傾しながらドーム状になるものと考えられる。この窯は操業後二回の大改造がみられる(第43図第44図)。