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目次
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第二編 先史・原史
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第四章 古墳時代
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第三節 豊津の古墳時代の遺跡(古墳以外の遺跡)
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四 居屋敷(いやしき)遺跡
焼成部
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燃焼部より床面の傾斜が緩やかになり、傾斜角度は25°を測る。窯体幅は一一〇センチメートルで、煙道付近で一二〇センチメートルを計る。床面は若干の凹凸がある。焼(置)台として、こぶし大の河原石や人頭大の扁平な河原石も利用している。窯の中央部の横断面を見ると、中央がくぼみ、壁は内傾しながらドーム状になるものと考えられる。この窯は操業後二回の大改造がみられる(
第43図
・
第44図
)。