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目次
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第三編 古代(奈良・平安時代)
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第三章 律令政治の展開と郷土-奈良・平安時代-
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第三節 官道と駅制
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二 京築地域の官道と駅制
京築地域の官道
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京築地域は、奈良時代には京都・仲津・築城・上毛の四郡からなり、延長五年(九二七)の『延喜式』の駅名により、その範囲内には二つの官道が判明している。一つは大宰府から東方に進んで田河駅・多米駅を通って豊前国府・宇佐駅に至るルートで、豊後国府や日向国府などを結ぶ九州東部の官道につながっている。もう一つは多米駅から北方に進んで刈田駅を経て西海道本道の到津駅に至るルートである(
第58図
参照)。