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〔豊前国分僧寺跡の発掘調査〕

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 奈良時代創建当時の豊前国分僧寺跡は、現在の国分寺を中心に、より広い範囲を寺域としていたことが予想されている。このため、昭和四十九年(一九七四)に寺域の範囲と遺構の分布状況を確認するための発掘調査が行われた。その結果昭和五十一年七月十五日、現在の本堂の北部を含めて、一万四三四九平方メートルの面積が国の史跡として指定されることとなった。指定地の住所は大字国分字寺屋敷である(第36図参照)。

第36図 豊前国分僧寺発掘調査区配置図