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発掘調査の契機

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発掘調査は昭和四十九年の第一次調査ののち、昭和六十年度(第二次)から六十二年度(第四次)にかけて、指定地の史跡公園化事業を進めることを前提とした、基礎資料収集のための事前調査が行われた。この事業は、整備対象地を本堂の北部および西部としていたことから、発掘調査もこの一帯を中心に実施することとなった。
 なお、指定地外の西部および南部は大部分が宅地となっているが、指定地内とほぼ同じ標高四六メートルであるので、関連遺構が残存している可能性は高い。しかし、北部や東部は一~三メートル段差があり低くなっているので、遺構が残っている可能性は低い。