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G区の調査

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G区は、D区の南に隣接する位置に設定した、幅四・〇メートル、長さ九・〇メートルの南北トレンチである。D区の調査で確認できなかった講堂基壇跡の南辺を検出するための調査区である。検出した主な遺構は掘立柱建物跡一棟・溝一条である。
 SB4201は、東西方向に延びる二条の柱穴列で構成される東西棟の掘立柱建物跡である。梁間六・〇メートルで、柱穴は径四〇センチメートル前後の円形である。方位はN-89°-Wを指す。
 G区では、当初の調査目的であった講堂基壇跡の南辺は確認できなかった。