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目次
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第四編 中世(鎌倉・室町・安土桃山時代)
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第二章 鎌倉時代の豊前国
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第五節 鎮西談議所と宇都宮通房の活動
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二 鎮西四奉行人宇都宮通房
鎮西引付衆宇都宮頼房
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永仁七年(一二九九)の鎮西評定衆、鎮西引付衆の中に、宇都宮通房の名が見えない。このころには死去していたと思われる。もっとも、二番引付衆のなかに、薩摩六郎左衛門尉がいる。これが宇都宮頼房ではないかと思われる。頼房は通房の六番目の子息で、紀井宇都宮氏惣領になったのではなかろうか。『紀井宇都宮系図』には、太郎盛房、三郎経房、八郎道氏、九郎実景の名が知られるが四郎から七郎までが不明である。