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目次
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第四編 中世(鎌倉・室町・安土桃山時代)
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第四章 戦国時代の豊前国
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一 大友義鎮の豊前入国
大友義鎮の全盛
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こうして、大友義鎮(よししげ)の得意絶頂の時代が訪れた。大友義鎮は亡父義鑑(よしあき)に倣って、衰えて経済的に窮乏していた幕府要人へ献金を続け、豊後・肥後・肥前・筑後・豊前・筑前と次々に守護職を手に入れ、大内家督の座や長門・周防の守護職まで与えられ、九州探題職に補(ぶ)任された。もっとも、防長は毛利氏の支配下にあったのであるから、幕府の毛利氏に対する牽制(けんせい)であった。毛利氏は、大友氏が防長へ渡海してくるのを恐れてか、間もなく、石見大森銀山を公方に献上して、周防・長門守護職に補任された。
大友宗麟
大友府蘭
大友宗麟
大友宗麟朱印 (原寸大)
圓齋(大友宗麟) ローマ字朱印
大友宗滴