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座と株仲間

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小倉藩には、前述の「株仲間」のほかに、菜種子座や炭材木座・綿実座・綿実買集座・牛馬皮買座などの「座」があった。これらの座のうちで、最も発達していた座が油座で、種油・鯨油・胡麻油・白胡麻油などの油種によって卸売・受売・小売などの分化があった。
 天保十二年(一八四一)、幕府の株仲間解散令により、小倉藩の座も株仲間も同じように名目上廃止された。その後、嘉永四年(一八五一)の株仲間再興令で、小倉藩の座も株仲間も復活したが、明治五年(一八七二)、明治新政府の株仲間解散令で、ついに豊津藩の座は株仲間とともに消滅した。