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小笠原弓馬礼法の基本

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七世貞宗は、従兄弟の常興と共に武家の定まった法式として、昔からの和漢の記録を調べ、起居動静の式をはじめとして、言語令、騎乗令などを六四巻にまとめ「修身論」と名づけて天皇に献上したところ、家法とするようにとの勅令を賜り、いまでも小笠原家に伝わる根本の書物となっている。二人は「修身論」のほかに「体用論」をまとめた。この二冊は、小笠原弓馬礼法の基本といわれている。