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監修にあたって

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宮代町史監修者 鈴木敏昭
 このたび「宮代町史」の編さんという世紀の大事業に、はからずも参画する機会を得ましたことに厚くお礼申し上げます。以来十三年間、関係者の熱意と多くの方々のご協力によりまして、順調に編さん事業を進めることが出来、このたび、そのまとめとしての「通史編」を刊行する運びとなりました。誠に喜ばしい限りであり、関係者の一人として心から感謝申し上げます。
 さて、編さんにあたりましては、「宮代町史は町民に親しまれ、理解しやすく活用できるように配慮したものとする」との基本方針にのっとり、叙述は平易で親しみやすい表現を旨とし、宮代町の歴史的特長が理解しやすいよう、出来るだけ資料に則して具体的・客観的に記述するよう心がけたつもりであります。執筆にあたられた先生方には、こうした方針をよく理解され、しかも専門の研究者としての豊かな知識、経験を駆使されて、大変価値の高い期待通りのものに仕上げていただきました。ここに紙上をかりて厚くお礼申し上げます。また、編集や最後のまとめに献身的努力をされた事務局の方々にも心から感謝申し上げます。
 本書が、町民の方々は申すに及ばず、広く各方面の方々にも有効・適切にご利用いただき、宮代町の歴史への理解を深めていただければ幸いです。また本書が、二十一世紀のまちづくりの礎の書となることを念願いたすものであります。