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目次
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第一編 原始・古代
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第一章 宮代人の登場
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第三節 宮代町発見の旧石器
細石器
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細石器は長さ二~三センチ、幅〇・五センチ程度の小形の石刃と、それを剥がした後の細石核が特徴的である。細石刃(さいせきじん)は小さすぎて一つ一つでは道具として使うことができないが、木や骨の側縁に並べて埋め込むことで、初めて鋭い槍先を作ることができる。つまり個々の細石刃は、部分的な刃こぼれの際に、そこだけ取り替えればすむ便利な組み合わせ用の石器である。
逆井遺跡から良好な資料が発見されている。
1-8 逆井遺跡出土細石器