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文書に見る鈴木氏の百間郷支配

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現在、鈴木家には原文書は残されていないが、かつて六点の戦国時代の文書が存在していた。『新編武蔵風土記』から編纂(へんさん)された『武州文書』(国立公文書館内閣文庫蔵)には六点の文書の影写が残っており、その全容を確認することができる。文書はいずれも鈴木雅楽助宛で、小田原の北条氏当主や岩付城主北条氏房及びその家臣からのものである。以下、年代ごとに文書の内容検討を行い、雅楽助による百間領支配と雅楽助の動向について追ってみることにする。