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目次
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第三編 近世
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第五章 江戸時代の宗教と信仰
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第二節 村々の寺社の由来
弥勒院
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百間中村に所在し、宗派は新義真言宗である。百間東村西光院の門徒で、本尊は不動を祀る。
新四国八十八ヶ所の八七番で百間村百間山弥勒院といわれ、ご詠歌は「あらたうとの ひるいのちハ こゝぞかし みろくさんえの はなぞふりきて」と詠われている。境内地には、文政二年(一八一九)十一月に造立された新四国八七番の標柱がある。この標柱の正面には、新四国八拾七番百間山弥勒院とあり、造立者は新四国八十八ヶ所の創立に関係した金谷原村の関根九郎兵衛(せきねくろべえ)が造立したものである。