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目次
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第三編 近世
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第五章 江戸時代の宗教と信仰
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第二節 村々の寺社の由来
宝光寺
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西粂原村に所在し、宗派は曹洞宗である。白岡村(白岡町)興善寺の末寺で、慈眼山と称し、本尊地蔵菩薩を祀る。開山薫岩芳蓀といい、天正十五年六月十七日に没した。一説には、天文元年に創立されたという。
境内墓地には、〓(ウハッキュウ)を刻む墓石が三基、また、住持の円宅が寺子屋を開いていたことが分かる筆子塔がある。寛文六年(一六六六)二月十五日銘の宝篋印塔(ほうきょういんとう)は双碑である。