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目次
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第三編 近世
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第五章 江戸時代の宗教と信仰
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第二節 村々の寺社の由来
文殊院
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和戸村に所在し、宗派は本山修験派である。幸手領不動院(春日部市)の配下で、本尊は阿弥陀如来を祀っている。和戸村明細帳には、山伏文殊院の境内は一町九反一〇歩、文殊院抱の墓所(除地)四畝一三歩とある。
不動院の末寺は五三か寺を数え、その範囲は葛飾郡、埼玉郡、足立郡、比企郡、大里郡、男衾郡(おぶすまぐん)、榛沢郡、那賀郡、賀美郡に及んでいる。町内では、本覚院、文殊院、龍光院の三か寺が、不動院の配下となっている。