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目次
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第三編 近世
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第五章 江戸時代の宗教と信仰
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第二節 村々の寺社の由来
雷電神社
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国納村の鎮守である。当地は、備前堀と備前前堀が流れる低湿地帯で、かつては堀上田の景観が見られたが、現在の宮代台団地は、国納沼跡を造成したものである。
雷電神社の創建は、定かでないが土地の古老によると板倉の雷電様を勧請したから土地の人々は〝板倉様〟と称しているという。祭神は、別雷命を祀っている。ご神体は、木製の雷神立像で、高さ二七センチを数え、上半身をむき出しにしていて、両手で連太鼓を打つ姿を示している。本殿は、一間社流れ作りである。