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富士講

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富士信仰による登拝寄進の組織で、近世中期以降広く発展した。陰暦の六月一日から二十一日までの間に富士山に登山し、頂上の富士権現社に参詣することを富士詣(もうで)といい、その登山者の団体を富士講という。この一行を行人といい、参詣をした人を山上と称する。近世後期には、鳩ヶ谷出身の小谷禄行が不二道孝心講を広めた。町内にも富士塚が築かれている。