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目次
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第三編 近世
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第五章 江戸時代の宗教と信仰
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第三節 人々の信仰
富士講
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富士信仰による登拝寄進の組織で、近世中期以降広く発展した。陰暦の六月一日から二十一日までの間に富士山に登山し、頂上の富士権現社に参詣することを富士詣(もうで)といい、その登山者の団体を富士講という。この一行を行人といい、参詣をした人を山上と称する。近世後期には、鳩ヶ谷出身の小谷禄行が不二道孝心講を広めた。町内にも富士塚が築かれている。