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目次
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第三編 近世
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第八章 村の生活
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第二節 村の祭り
東粂原鷲宮神社の神酒祭(みきまつり)
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享和(きょうわ)元年(一八〇一)の岡安家文書に東粂原名主幸右衛門が「神酒祭(現在の甘酒祭)の役員会に呼ばれなかったことを不服とした文書が残されている。これの記録には「御知行所武州埼玉郡久米原村名主幸右衛門申し上げ奉り候、当村鎮守神酒祭と申す毎年九月十九日」とあり、既に享和元年には毎年九月十九日に甘酒祭が行われていたことが分かる。また、この記録には神酒代として村人から銭を集めていたことも記されている。
3-166 鎮守神酒祭が記される願書 (岡安家文書)