新町名については、各村で公募し、そのなかから五種ずつ選出して協議会で決定した。百間村では、宮代、笠原、宮戸、墨田、古川が、須賀村では新生、宮代、古川、宮戸、浦里の十種が選出採用され、協議会委員全員の無記名投票の結果、「宮代」と決定した。なお、「宮代」とは、百間村の鎮守である姫宮神社の「宮」と、須賀村の鎮守である身代神社の「代」を採って名づけられたものである。
4-112 宮代町発足の御挨拶(折原家文書)
4-113 合併時の宮代町の概況(折原家文書)
4-114 合併関係村略図(折原家文書)
また、役場は新庁舎建設までの間、暫定的に宮代町字西原七九番地(現西原保育園)に置かれ、旧百間村役場庁舎を使用することとし、旧須賀村役場(現和戸公民館)を支所とした。
七月二十日 初議会が開催された。旧須賀村、旧百間村議員が暫定的に宮代町議員としてその任にあたっている。初議会は、二十日午前八時から始まり、議長、副議長の選挙、教育委員会委員選挙、選挙管理委員会委員及び補充員選挙、農業委員会委員の推薦を経て、第一号議案 宮代町公告式条例設定、第二号議案宮代町役場の位置を定める条例案、第三号議案 宮代町支所設置条例案、第四号議案 宮代町課設置条例案、第五号議案、宮代町職員定数条例案等十八の議案が審議、可決され、午後二時十五分閉会となった。こうして、宮代町の第一歩が記された。
4-115 宮代町字西原79番地に設置された宮代町役場
(旧百間村役場)