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目次
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第二章 生産生業
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第一節 農業
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三 果樹
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(一)ぶどう栽培
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2 栽培技術
収穫・荷造り
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果色の判断で行っているが、全部が商品であり未熟果が混入しないように留意している。着色から収穫までの日数はハウスで三五~四〇日、露地で四〇~四五日であるが、収穫に当たっては糖度を測定し、酸味の少なくなるのを待って始める。年により酸度を下げるために消石灰を三〇キログラムを施用する。
荷造りは果粒の大きさ、色を揃え白粉を落とさないことが大切で、脱粒をおこすような無理な詰め方をしないことが肝要である。