和戸地区で一二軒あった栽培農家も現在では八軒になってしまった。後継者不足、従事者の高齢化が大きな要因である。
昭和五〇年には栽培農家が四七戸、栽培面積が一五ヘクタールであったが、次第に減少し、平成一一年には栽培農家が三四戸、栽培面積が一二ヘクタールとなっている。この傾向は、町内にとどまらず県全域でも、昭和六〇年には栽培農家が八八六戸、栽培面積が二二八ヘクタールをピークとして、平成一二年には五八四戸、一八五ヘクタールと減少しているのがうかがえる。
こうしたなか、新たな取り組みとして平成七年から宮代産の巨峰を一〇〇パーセント使用したワイン作りが始められ、町の新たな特産品として好評を博している。