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ヘリマキ(縁巻き)

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 切り落とした竹の先端を、ナタを使って四、五本に割く。これをササラにするという。すべてササラにしたら、手で丸め込みヘリを作る。ヘリをかがるための針金を用意する。次に、針金を籠の四周分測って切る。そして針金をひとつずつ目を飛ばしながらゆるめに通して、一周したら次は飛ばした目に通して、全体をきつく締めながら巻いていく。針金を通しづらいときはメトオシを使って隙間を作りながら通し、終わったら針金を結び、切り落とす。ヘリをセンで叩き、厚くなっているところなどを薄くする。これをクセを取るという。ヘリマキに針金を使うようになる以前はモウソウダケのカワでヘリを巻いた。

2-30 ヘリマキ[1]


2-30 ヘリマキ[2]