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三つ重

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 江戸時代の桐箪笥は一本物で、明治時代に入ると二つ重が作られ始めた。三つ重は明治末期に考案され、一世を風靡した。この箪笥は実用的な引出が多く、着物の収納にとどまらずさまざまな小物を収納できるなど、従来のものに比べて用途が広がったことが人気の理由であった。

2-35 三つ重ね