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井戸掘りの儀礼

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 突き井戸を掘る際には井戸屋が清めの儀式を行い、「祓いたまえ、清めたまえ」と唱えながら東西南北と中央に「拝みの塩」を撒いた。「拝みの塩」は逆井のセンダツサンが祈祷をしたもので、これを種塩として少量取っておき、家にある塩を加えて清めに用いた。また、センダツサンには井戸を掘る場所の方角も相談した。