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糊づけ

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 裁断したガワの木口に澱粉糊をつけ、これを一枚ずつ曲げながらツケバコに寄せて底を当てていく(2-60)。ツケバコの端には、アテギ(当て木)と称する板を当てる。また、のせ蓋を数枚重ねて当てることもある。

2-60 糊づけ

 糊づけの際には、十分に練った澱粉糊を木べらで薄く延べ、その上に木口を当てる。現在では、糊の上に金網を被せて漉しており、この方が木ベらで延べるより糊が均一について能率も良い。