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糊の練り方

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 糊づけを行う前には、澱粉糊を糊台にのせ、ベラボウあるいはノリボウと称する木べらで力を込めて練る(2-64)。少なくとも一時間は練るので、非常に骨が折れる。そこで、子供も粗練りを手伝った。糊台は、古くはヒノキやケヤキの板であったが、これらは湿気で腐りやすいことからのちにアクリル板を用いるようになった。

2-64 澱粉糊をベラボウで練る