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門松

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 門松は歳神様が降臨する際の依(よ)り代(しろ)(目印)として立てられたものであるという。玄関に松飾りをし、これを門松という家もある。松の枝を切って注連飾りと一緒に飾るが、松の先の芽が三、五、七といった奇数がよいという。

3-11 門松(山崎 S家)

 逆井のある家では、屋敷のウチカイドウ(往還から家の庭に入るまでの道)の角に、竹と松を結わえて飾る。
 辰新田のある家では、門松は注連飾りと一緒に二八日に飾り付ける。門松は松の一枝を用い、門の入り口の両側、納屋の前、大神宮様、床の間に飾る。

3-12 神棚に飾られた門松(須賀下 H家)