新年を迎えるにあたって、人々はその年の幸いを願い鎮守の神様や寺院に初詣でに出掛ける。近年では町外の著名な社寺に出掛ける人も多い。
東のある家では、初詣では五社神社に無病息災を祈りに子供を連れて参拝に行った。昔は神社の階段のところに飴や菓子を売る店が出て賑わった。
逆井のある家では、初詣ではまず初めに姫宮神社に行き、帰りに逆井地区の鎮守様である稲荷神社に参拝して来る。逆井地区では近年、大宮の氷川神社などの有名な社寺に行く人もいる。
山崎のある家では、元旦に姫宮神社、浅間神社、御岳神社、重殿社、屋敷神(香取社)の順に参拝に巡る。帰ってきてから、雑煮に味付けをして家族で食べる。
辰新田のある家では、年男は元日の朝四時に身代神社にお参りに行き、帰ってから雑煮を食べる。家族の者は雑煮を食べてから身代神社にお参りに行く。家によってはこのときに、御散米(おさご)やオソナエを一組神社に上げてくる。