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初水

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 元日の朝、年男が神様の供え物を作るときの水を井戸から汲み上げる行事を初水汲みという。現在は飲料水は水道水なので、この初水汲みの行事は行わない家が多い。
 須賀下のある家では、正月三が日の供え物を作るときには井戸から手桶に汲んだ水を使い、これを初水という。
 辰新田のある家では、正月の間、ゴホウゼンサマ(仏様)に上げるお茶には若水を使う。