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七夕の供え物

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図1 七夕の馬

 七夕の供え物は、七日の朝七夕飾りの前に台を置き小麦まんじゅうや家で穫れた野菜を供え、昼か夕方はうどんを供える。このように七夕の供物には、「七夕には小麦まんじゅう」という言葉があるように小麦まんじゅうが作られる。
 内野のある家では、七日の朝は小麦まんじゅうと小豆飯、昼はうどんを上げる。
 須賀上のある家では、七日の朝、小麦まんじゅうと赤飯を床の間や神棚に供え、昼はうどんを供える。
 金原のある家では、スイカとヤセ馬といって細長い小麦まんじゅうを作る。家族が食べるのは丸いまんじゅうで、流行り病が流行らないように食べるという。七日の朝、小麦まんじゅうを七個上げ、昼にはうどんを供える。

3-37 供え物(逆井 H家)


3-38 供え物(沖の山 M家)


3-39 供え物(金原 S家)