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百間地区の寺と堂

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 百間地区には、西光院(東)、宝生院(前原)、遍照院(金原)、青林寺(西原)、青蓮院(若宮)、医王院(道仏)等の寺がある。これらのほとんどの寺は、江戸時代には新義真言宗智山派の西光院末寺であった。古くからの家は、西光院をはじめとするこれらの寺の何れかの檀家になっている。ただし、一部、隣接する地域にある興善寺(白岡町)、浄春院(春日部市)、妙本寺(東粂原)、倉松寺(杉戸町)、憺景寺(幸手市)、永福寺(杉戸町)、真蔵院(須賀上)の檀家になっている家もある。おそらく、かつての本家、分家関係等によって地域が離れていても檀家としているものと考えられる。なお、管理形態として一定の地域で管理し、主にその地域の家々の墓地がある寺、堂、寮などといわれるものもある。観音寺(中寺)、弥勒院(西)、地蔵院(西原)、正福坊(内野)、一庵(川島)がこれにあたる。また、現在墓地だけになっているが、以前は寺や堂・庵があったと見られるところも散見される。