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姫宮のお獅子様

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 獅子まつりはお獅子様ともいわれる厄よけの行事である。以前は、姫宮神社の祭礼の翌日である七月二一日に行ったが、その後、七月下旬の日曜日に夏まつりを行うようになり、獅子まつりの日が動いて、夏まつりと獅子まつりを一緒にするようになった。つまり、おみこしと天狗、お獅子様が一緒に歩くようになった。獅子の役は獅子が重いが衣装は楽で、天狗は軽いが衣装が大変である。獅子は姫宮神社から借りる。現在はヤドはなく、道路でおみこしと共に三回くらい休憩する。以前は年番が獅子と天狗をやっており、その前をふれ太鼓が歩いた。昭和四〇年ごろまでは年番が米を集めて炊いて全員で食べた。