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沖の山の石尊灯籠

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 沖の山では、七月二八日に石尊灯籠を立てる。以前は大山講の代参が帰ってきてから石尊灯籠を立てたものであったが、現在、大山講の代参はなくなったが、灯籠だけは立てている。灯籠を立てる当番があり、この当番の家の敷地内に建てる。灯籠は木製の組み立て式で、阿夫利神社と焼き込んである部分を、大山阿夫利神社の方角に向けて立てる。また、灯籠の周りには木製の柵があるが、この柵は沖の山の鎮守である天神様の杉の御神木を使って昭和五三年に作られたものである。